本屋さんでみつけたという手紙小説をもらった。
 それは茶封筒に入っていて封がしてある。
 封筒の真ん中に大きく『ひつじからの手紙』とあって
 作者の名前はどこにも書かれていない。

 
 それで本当にひつじが書いた手紙のようにも思えて
 わー、ひつじから手紙もらっちゃったわっていう感覚が面白くて
 しばらく引き出しにしまっていた。
 ふふふ。私、ひつじにもらった手紙があるんです。
 
 
 そんなふうに読む以前も楽しめる小説です。
 (こんなこと言っちゃぁなんですが、むしろ内容よりそちらが主かもしれません)