「KTAGAMI Style」っていう展覧会を見に
京都国立近代美術館に行ってきました。
いやぁ。いい展覧会でした。うち好みの。
楽しかったなぁ。
図録も買っちゃったよ。
私は布もの全般のデザインが好きです。
(テキスタルデザインって言うんやろか?)
展覧会には、こんなスカートをはいて行きました。
(下の写真参照。クリックで拡大されます。)
このスカートは、もともと祖母が母のために買ったワンピースで
母が22歳くらいまで着ていたものを
私が大学生のときに(うん?高校生のときやったかな)
母がスカートに直してくれたのです。
で、展覧会では、
着物などの型染めに使われていた日本伝統の「型紙」が
西洋の美術や工芸デザインに
いかに影響を与えたかということを解き明かしていきます。
その中で浮世絵が展示されていました。
歌川国貞のこちら↓ (同じくクリックで拡大されます)
ええっ!
なんか私のスカートとデザイン似てるやん!
展覧会を見に来るまで、
このスカートに
私はほんの少しも和の要素を感じていなかったのです。
どっちかって言うと
サイケな60年代調だと認識していました。
どっこい。
このスカートはジャポニズムやったんや!
そういう個人的な発見があり、
めっちゃおもしろかったです。
そんなふうに、ほんと
この展覧会を見る前と後では
デザインを見る目が変わります。
日本の型紙が海外に与えた影響は、
ポスターや家具、陶磁器やガラス製品など
いろいろな分野にわたるのです。
辺りの景色を見渡すと・・・
これまでなら、まるっきり西洋風だと感じていたデザインが
これも、あれも、
うわっ、あれも型紙の影響を受けてるやん!って見えてくる。
そこかしこに
日本の KATAGAMI を感じるようになるオススメの展覧会です。